『トリストラム・シャンディ』、ロレンス・スターン、岩波文庫

トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)

トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)

トリストラム・シャンディ 中 (岩波文庫 赤 212-2)

トリストラム・シャンディ 中 (岩波文庫 赤 212-2)

トリストラム・シャンディ 下 (岩波文庫 赤 212-3)

トリストラム・シャンディ 下 (岩波文庫 赤 212-3)

中学校か高校のときに読んだ本。
まだ小説に大きな憧れをいだいていた頃に読んだ。
「脱線こそ人生の真髄」をモットーに、全く話が進まない小説だけど、
こういうのが小説だと思っていた。
こうしてみると、昔から私の習性は変わっていない。
つまり、入門書のようなものをつまみ食いした後は、
いきなり少数派・マニアックな作品を偏愛。
一歩一歩地道にメインストリームを歩いていく、という発想がない。
これは一時的には刺激的で得るものも多いように思えるけど、
長期的に考えると実りが少ない。
その反省の意味も込めて、この本ともお別れします。