訴訟

 いやあ、こういう思考をする人々、確かにいますね~。

 

訴訟 

 他人の田んぼを自分のものだと訴えたが、お裁きで負けた。悔しくてその田を刈り取れと家来に命じた。家来たちはその田に行きつく手前の田の稲も刈り取っていると、訴訟とは無関係の田をなぜ刈るのか、と諫められた。これに対して、「訴訟に負けた田を刈り取るのも道理に合わないのだから、どこの田を刈っても道理に合わない。同じことだ」と答えた。これを兼好は、この「理(ことわり)いとをかしけり」と結んでいる。

(『徒然草』209段)

 なるほど、やけっぱちのヒドイ理屈だと言ってしまえばそれまでだが、

 こういう理屈を通そうとする輩がいますね。

 

 

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新版 徒然草 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

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  • 作者:兼好法師
  • 発売日: 2015/03/25
  • メディア: 文庫