阿久悠の「転校経験」

阿久悠、偉大な人だというのはよく耳にします。

でも、世代の問題のせいか、あまりピンとこないんですよね。

 

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転校 

 小学校中学校時代に、転校した経験のある人は何割位いるのだろう。私も小学校の時、しかも5年生2学期から、学年8クラスあった市街地の学校から農村地帯の学年2クラスの学校へ転校した。なかなか溶け込めなかった。

 阿久悠さんは父親が巡査だったので、生まれ育った淡路島で転校を繰り返した。「父は、仲良くしろ。ただし、別れる時に辛くならない程度に仲良くしろと無茶を言った」と阿久悠さんは書いている。転勤のため転校を繰り返させた父親の子供を思う気持ちがちょっぴりせつない。

 

ピンクレディー沢田研二フィンガー5山本リンダとかのヒット曲を書かれたのですか。転校の経験が、どこか客観的、一歩引いた隠し味となって、これらの曲に影を落としているのかもしれませんね。

今回調べてみて、次の本を読んでみたくなりました。

トリビュートの音源もおもしろそう。

 

作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫)

作詞入門―阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫)

 
君の唇に色あせぬ言葉を

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